Raspberry Pi で RetroPie を動かし、X68kのエミュレーターを起動する [Raspberry Pi]
Rasberry Pi に RetroPie を入れて遊んでみた
RetroPie というのはいろんなエミュレータをパッケージして、
一つのランチャーから各種エミュレータを実行できるものです。
しかもPS3のコントローラが使えます。
今回は、RetroPieのインストールからX68kエミュのインストールと、
Human68k の起動までを試してみます。
インストール
RetroPie のサイトからイメージをダウンロードする。
https://retropie.org.uk/ から、Raspberry Pi 2 用のイメージをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルはgzipファイルなので、7-zipなどで解凍します。
自分は、Windowsマシンに Bash on Ubuntsu on Windows をインストールしてあるので、
gzip -d *.img.gz で解凍しました。
microSDにイメージを書き込む
http://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DD%20for%20Windows
ここにある DD for Windows を使って、解凍したイメージファイルをSDに書き込みます。
注意点は、管理者権限で実行すること。
RetroPieの起動と設定
microSDをRaspberry Piへセットして、
テレビ、キーボードとPS3のコントローラを接続して、電源を接続します。
RetroPieのロゴが表示され、しばらくするとemulation stationが起動します。
ゲームパッドの設定
初回は、ゲームパッドの設定画面が表示されるので、
https://cloud.githubusercontent.com/assets/10035308/22185413/f10f27de-e099-11e6-97a4-ecbbc82c9e46.png
を参考にして、ボタンを割り当てていきます。
最後はHotkeysの設定をします。Selectボタンを割り当てておけばいいです。
Hotkeysと他のボタンの同時押しで、エミュレータの終了など各コマンドを実行できます。
https://retropie.org.uk/docs/First-Installation/#configure-controllers
を参考にしてください。
ファイルシステムの拡張
大きめのmicroSDを使っても、はじめは解凍したイメージファイルまでの領域しか使えないので、
すべての容量を使えるように拡張します。
emulation stationのトップ画面でRetroPieに合わせ(はじめはこのメニューしか選べないですが)
Aボタンを押し、その後 RASPI CONFIG を選択します。
次に 7 Advanced Options を選択、
次に A1 Expand FileSystem を選択すると、
ファイルシステムが拡張されます。
その後トップメニューへ戻り、STARTボタンを押し、QUITを選択、RESTART SYSTEMを選択して、
再起動します。
ロケーションの設定
RetroPieメニューから、RASPI CONFIG -> 4 Localisation Options -> I1 Change Locale -> Ja_JP.UTF-8 UTF-8を追加する、
次の画面では、en_GB.UTF-8 UTF-8を選択しておきます。
次に、RetroPieメニューに戻り、4 Localisation Options -> I2 Change Timezoneを選択し、
ASIA->TOKYO を選択します。
次にまたRetroPieメニューに戻り、4 Localisation Options -> I3 Change Keyboard Layoutを選択、
Generic 105-key (Intel) PC -> Other -> Japanese -> Japanese -> The default for the keyboard layout -> No compose keyを選択、
RetroPieメニューに戻り、4 Localisation Options -> I4 Change Wi-Fi Countryを選択、
JP Japanを選択する。
ここで一度再起動しました。
パスワードの変更
デフォルトのユーザー pi は パスワード raspberry が設定されているので、
パスワードを変更します。
RetroPieメニューから、RASPI CONFIG -> 1 Change User Password でパスワードを変更します。
WiFiの設定
RetroPieメニュー面から、WIFIを選択し、
1 Connect to WiFi networkを選択、
すると接続可能なSSIDが表示されるので接続したいSSIDを選択し、
SSIDのパスワードを入力します。
パッケージのアップデート
RetroPieメニューから RETROPIE SETUPを選択し、
U Update all installed packages を選択し、YESを選択するとアップデートが始まります。
しばらくすると終了するので、再起動します。
SAMBAの設定
必要なROMファイルなどをRetroPieへ持ってくるために、Windowsマシンからフォルダーを共有するために、
SAMBAの設定をします。
RetroPieメニューから RETROPIE SETUP -> C Configuration / tools -> 828 samba - Configure Samba ROM Shares
-> 1 Install RetroPie Samba shares と選択し、OKを押すと完了です。
これでWindowsマシンのExplorerから "\\retropie" へアクセスできるようになります。
ユーザー名パスワードを入力する画面が出たら、pi / 設定したパスワード を入力します。
もし、 "\\retropie" でアクセス出来ない場合は、"\\ipアドレス" でアクセスできます。
lr-px68kのインストール
x68kのエミュであるlr-px68kをインストールする。
まだ実験的なパッケージでソースからビルドする必要がある。
しかもX68000のBIOSやHuman68kはシャープが公開しているので、それを利用する。
RetroPieメニューからRetroPie SETUPを選択、
-> Manage packages
-> Manage experimental packages
-> lr-px68k
-> Update from source
これだけで、ソースのダウンロードからビルドまでが自動で行われる。
終わったら再起動する。
PC上で、X68000用のファイルをダウンロードする。
サイトは http://www.retropc.net/x68000/person/fsharp.htm
ROMは http://www.retropc.net/x68000/software/sharp/x68bios/index.htm
Human68kは http://www.retropc.net/x68000/software/sharp/human302/
必要なファイルは
cgrom.dat
iplrom.dat
iplromco.dat
iplromxv.dat
iplrom30.dat
HUMAN302.XDF
ダウンロードしたファイルをRetroPieへSAMBAを介して持っていく。
上5つのROMファイルは \\retropie\bios\keropi へ配置する。
ファイル名はすべて小文字にしておく。
HUMAN302.XDFは、 \\retropie\roms\x68000 へ配置します。
RetroPie では X68000 のROMファイルの拡張子は .dim/.DIM のみが有効になっているが .XDF も利用できるので設定する。
RetroPie の画面からSTARTボタンを押し、QUIT-> QUIT EMULATION STATION を選んでEmulation Stationを終了する。
$ sudo nano /etc/emulationstation/es_system.cfg
と入力して、エディタを起動し、
x68000 の拡張子(extension)の部分に、".XDF" を追加する。
その後 $ emulationstation と入力することで、再起動する。
すると今までトップメニューでは RetroPie しか選択できなかったのが、X68000 が追加される。
X68000 を選択すると、HUMAN302 というファイルが見れるので、それを選択すると、
エミュレーターが起動し、Human68k が起動する。
キーボードから dir などのコマンドを入力すると動くのが確認できる。
ちなみに、
F12キー : ディスクイメージの入れ替えやリセットなど
select+STARTボタン : エミュレーターの終了
が行える。
ただし、HUMAN302.XDF ファイルを別名でコピーして、
そのイメージをドライブ1 で設定し、
% format b:
としてみたが、うまくフォーマットできなかった。
もう少し遊んでみよう。
RetroPie というのはいろんなエミュレータをパッケージして、
一つのランチャーから各種エミュレータを実行できるものです。
しかもPS3のコントローラが使えます。
今回は、RetroPieのインストールからX68kエミュのインストールと、
Human68k の起動までを試してみます。
インストール
RetroPie のサイトからイメージをダウンロードする。
https://retropie.org.uk/ から、Raspberry Pi 2 用のイメージをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルはgzipファイルなので、7-zipなどで解凍します。
自分は、Windowsマシンに Bash on Ubuntsu on Windows をインストールしてあるので、
gzip -d *.img.gz で解凍しました。
microSDにイメージを書き込む
http://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DD%20for%20Windows
ここにある DD for Windows を使って、解凍したイメージファイルをSDに書き込みます。
注意点は、管理者権限で実行すること。
RetroPieの起動と設定
microSDをRaspberry Piへセットして、
テレビ、キーボードとPS3のコントローラを接続して、電源を接続します。
RetroPieのロゴが表示され、しばらくするとemulation stationが起動します。
ゲームパッドの設定
初回は、ゲームパッドの設定画面が表示されるので、
https://cloud.githubusercontent.com/assets/10035308/22185413/f10f27de-e099-11e6-97a4-ecbbc82c9e46.png
を参考にして、ボタンを割り当てていきます。
最後はHotkeysの設定をします。Selectボタンを割り当てておけばいいです。
Hotkeysと他のボタンの同時押しで、エミュレータの終了など各コマンドを実行できます。
https://retropie.org.uk/docs/First-Installation/#configure-controllers
を参考にしてください。
ファイルシステムの拡張
大きめのmicroSDを使っても、はじめは解凍したイメージファイルまでの領域しか使えないので、
すべての容量を使えるように拡張します。
emulation stationのトップ画面でRetroPieに合わせ(はじめはこのメニューしか選べないですが)
Aボタンを押し、その後 RASPI CONFIG を選択します。
次に 7 Advanced Options を選択、
次に A1 Expand FileSystem を選択すると、
ファイルシステムが拡張されます。
その後トップメニューへ戻り、STARTボタンを押し、QUITを選択、RESTART SYSTEMを選択して、
再起動します。
ロケーションの設定
RetroPieメニューから、RASPI CONFIG -> 4 Localisation Options -> I1 Change Locale -> Ja_JP.UTF-8 UTF-8を追加する、
次の画面では、en_GB.UTF-8 UTF-8を選択しておきます。
次に、RetroPieメニューに戻り、4 Localisation Options -> I2 Change Timezoneを選択し、
ASIA->TOKYO を選択します。
次にまたRetroPieメニューに戻り、4 Localisation Options -> I3 Change Keyboard Layoutを選択、
Generic 105-key (Intel) PC -> Other -> Japanese -> Japanese -> The default for the keyboard layout -> No compose keyを選択、
RetroPieメニューに戻り、4 Localisation Options -> I4 Change Wi-Fi Countryを選択、
JP Japanを選択する。
ここで一度再起動しました。
パスワードの変更
デフォルトのユーザー pi は パスワード raspberry が設定されているので、
パスワードを変更します。
RetroPieメニューから、RASPI CONFIG -> 1 Change User Password でパスワードを変更します。
WiFiの設定
RetroPieメニュー面から、WIFIを選択し、
1 Connect to WiFi networkを選択、
すると接続可能なSSIDが表示されるので接続したいSSIDを選択し、
SSIDのパスワードを入力します。
パッケージのアップデート
RetroPieメニューから RETROPIE SETUPを選択し、
U Update all installed packages を選択し、YESを選択するとアップデートが始まります。
しばらくすると終了するので、再起動します。
SAMBAの設定
必要なROMファイルなどをRetroPieへ持ってくるために、Windowsマシンからフォルダーを共有するために、
SAMBAの設定をします。
RetroPieメニューから RETROPIE SETUP -> C Configuration / tools -> 828 samba - Configure Samba ROM Shares
-> 1 Install RetroPie Samba shares と選択し、OKを押すと完了です。
これでWindowsマシンのExplorerから "\\retropie" へアクセスできるようになります。
ユーザー名パスワードを入力する画面が出たら、pi / 設定したパスワード を入力します。
もし、 "\\retropie" でアクセス出来ない場合は、"\\ipアドレス" でアクセスできます。
lr-px68kのインストール
x68kのエミュであるlr-px68kをインストールする。
まだ実験的なパッケージでソースからビルドする必要がある。
しかもX68000のBIOSやHuman68kはシャープが公開しているので、それを利用する。
RetroPieメニューからRetroPie SETUPを選択、
-> Manage packages
-> Manage experimental packages
-> lr-px68k
-> Update from source
これだけで、ソースのダウンロードからビルドまでが自動で行われる。
終わったら再起動する。
PC上で、X68000用のファイルをダウンロードする。
サイトは http://www.retropc.net/x68000/person/fsharp.htm
ROMは http://www.retropc.net/x68000/software/sharp/x68bios/index.htm
Human68kは http://www.retropc.net/x68000/software/sharp/human302/
必要なファイルは
cgrom.dat
iplrom.dat
iplromco.dat
iplromxv.dat
iplrom30.dat
HUMAN302.XDF
ダウンロードしたファイルをRetroPieへSAMBAを介して持っていく。
上5つのROMファイルは \\retropie\bios\keropi へ配置する。
ファイル名はすべて小文字にしておく。
HUMAN302.XDFは、 \\retropie\roms\x68000 へ配置します。
RetroPie では X68000 のROMファイルの拡張子は .dim/.DIM のみが有効になっているが .XDF も利用できるので設定する。
RetroPie の画面からSTARTボタンを押し、QUIT-> QUIT EMULATION STATION を選んでEmulation Stationを終了する。
$ sudo nano /etc/emulationstation/es_system.cfg
と入力して、エディタを起動し、
x68000 の拡張子(extension)の部分に、".XDF" を追加する。
その後 $ emulationstation と入力することで、再起動する。
すると今までトップメニューでは RetroPie しか選択できなかったのが、X68000 が追加される。
X68000 を選択すると、HUMAN302 というファイルが見れるので、それを選択すると、
エミュレーターが起動し、Human68k が起動する。
キーボードから dir などのコマンドを入力すると動くのが確認できる。
ちなみに、
F12キー : ディスクイメージの入れ替えやリセットなど
select+STARTボタン : エミュレーターの終了
が行える。
ただし、HUMAN302.XDF ファイルを別名でコピーして、
そのイメージをドライブ1 で設定し、
% format b:
としてみたが、うまくフォーマットできなかった。
もう少し遊んでみよう。
2018-01-11 23:34
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